広島大学「未病・予防医学共同研究講座」

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研究室の概要

 本講座の名称に記されている「未病」とは、東洋医学用語で、「病気の一歩手前」の健康状態を指します。杉山政則教授が担当する大学院医系科学研究科の「未病・予防医学共同研究講座」では、植物由来の乳酸菌(植物乳酸菌)と麹菌を「未病」の改善や予防医療に利用することを研究目的の1つとしています。そして、その研究成果を迅速に実用化するために、産学が連携することから「共同研究講座」と命名しました。実際、食品や医薬品分野の製造販売企業等と共同研究契約を結び、植物乳酸菌を利用した保健機能性食品やサプリメントなどの製品化に貢献しています。

What's New

大阪で開催された日本乳酸菌学会2023年度大会において研究成果を発表いたしました。
演題名「二重盲検ランダム化並行群間比較試験によって検証した植物由来乳酸菌IJH-SONE68株の肝機能改善効果」

北海道で開催された日本薬学会第143年会において研究成果を発表いたしました。
演題名「植物乳酸菌IJH-SONE68株による発酵液粉末の摂取による通年性アレルギーおよび肝機能改善効果 —二重盲検法によるランダム化並行群間比較試験—」

Probiotics and Antimicrobial Proteins誌に、植物乳酸菌SN13T株によって発酵させた薄荷抽出液の生物活性に関する研究論文が掲載されました (オンライン掲載)。(PubMedリンク)

Biological and Pharmaceutical Bulletin誌に、トランスポゾンを利用した乳酸菌用の温度感受性ランダム変異導入ベクター構築に関する研究論文が掲載されました。(PubMedリンク)

Nutrients誌に、植物乳酸菌IJH-SONE68株の摂取によって、肝疾患と関連した腸内細菌叢を改善することを明らかにした研究論文が掲載されました。(PubMedリンク)

オンラインで開催された日本生物工学会2022年度大会において研究成果を発表いたしました。
演題名「Fermented stevia improved alcohol-poisoning symptoms in association with changes in the gut microbiota of mice」

Frontiers in Microbiology誌に、薬用植物を植物乳酸菌で発酵させた場合に生じる3-フェニル乳酸が、歯周病菌Aggregatibacter actinomycetemcomitansのバイオフィルム形成を阻害することを明らかにした研究論文が掲載されました。(PubMedリンク)

オンラインで開催された日本乳酸菌学会2022年度大会において研究成果を発表いたしました。
演題名「抗炎症作用をもつ植物乳酸菌IJH-SONE68発酵液粉末の摂取による通年性アレルギーおよび過体重改善効果の検証」

Microorganisms誌に、2種類の機能性アミノ酸オルニチンとシトルリンの植物乳酸菌MSC-3G株における高産生条件を検討した研究論文が掲載されました。(PubMedリンク)

名古屋で開催された日本薬学会第142年会において研究成果を発表いたしました。
演題名「植物乳酸菌IJH-SONE68株の摂取が通年性アレルギーに及ぼす影響の評価 —二重盲検法によるランダム化並行群間比較試験—」

Biological and Pharmaceutical Bulletin誌に、植物乳酸菌SN35N株の産生する菌体外多糖体がもつ抗ウイルス活性に関する研究論文が掲載されました。(PubMedリンク)

Nutrients誌に、植物乳酸菌IJH-SONE68株の摂取が通年性アレルギー状態を改善することを明らかにした研究論文が掲載されました。(PubMedリンク)

Microorganisms誌に、植物乳酸菌IJH-SONE68株の産生する菌体外多糖体が潰瘍性大腸炎モデルマウスに有効性を示すことを明らかにした研究論文が掲載されました。(PubMedリンク)

Microorganisms誌に、植物乳酸菌BM53-1株の産生するバイオフィルム形成阻害活性物質に関する研究論文が掲載されました。(PubMedリンク)

Antioxidants誌に、植物乳酸菌174A株を生薬で発酵させると抗酸化作用・抗炎症作用を示す物質が産生されることを明らかにした研究論文が掲載されました。(PubMedリンク)

広島で開催された日本薬学会第141年会において研究成果を発表いたしました。
演題名「潰瘍性大腸炎の予防・改善に有効な植物乳酸菌HIJ-SONE68株の産生する細胞外多糖体の作用機序」

Archives of Clinical and Biomedical Research誌に、植物乳酸菌SN13T株の肝機能・糞便細菌叢の改善作用について臨床研究を通じて明らかにした研究論文が掲載されました。

Scientific Reports誌に、植物乳酸菌SN35N株のもつcystathionine γ-lyaseの触媒メカニズムを明らかにした研究論文が掲載されました。(PubMedリンク)

The FEBS Journal誌に、抗生物質D-サイクロセリン生合成に必須な酵素の触媒作用機構を明らかにした研究論文が掲載されました。(PubMedリンク)

Frontiers in Microbiology誌に、植物乳酸菌SN13T株を特定の生薬で発酵させるとIL-8の産生阻害物質が産生されることを明らかにした研究論文が掲載されました。(PubMedリンク)

Internation Journal of Molecular Sciences誌に、植物乳酸菌SN13T株に致死的なアルコール中毒症状を回避させる作用が認められたことを明らかにした研究論文が掲載されました。(PubMedリンク)

岡山で開催された第70回日本生物工学会において研究成果を発表いたしました。
演題名「麹菌培養物に由来する腸炎に有効な機能性分子の探索」
演題名「病原性細菌の毒素産生能力を阻害する物質の探索システムの開発とその利用」

Biological and Pharmaceutical Bulletin誌に、オルニチンを高産生する植物乳酸菌K-28株に関する研究論文が掲載されました。(PubMedリンク)

Molecules誌に、植物乳酸菌IJH-SONE68株の産生する菌体外多糖体が接触性皮膚炎モデルマウスに有効性を示すことを明らかにした研究論文が掲載されました。(PubMedリンク)

The Journal of Antibiotics誌に、保健機能性を有する植物乳酸菌の抗生物質耐性を調査した研究論文が掲載されました。(PubMedリンク)

岐阜で開催された日本乳酸菌学会2019年度大会において研究成果を発表いたしました。
演題名「植物由来乳酸菌を用いた生薬発酵エキスの抗炎症作用」
演題名「植物由来乳酸菌が産生する腸管炎症抑制物質の探索」
演題名「Lactobacillus paracasei IJH-SONE68由来の菌体外多糖体の接触性皮膚炎に対する改善効果とその作用機構解析」

PLoS Biology誌に、チロシナーゼの触媒作用メカニズムに関する研究論文が掲載されました。(PubMedリンク)

広島で開催された日本食品衛生学会第114回学術講演会において研究成果を発表いたしました。
演題名「病原性細菌の毒素産生能を阻害する物質をつくる植物由来乳酸菌の探索研究」

米子で開催された第57回日本薬学会・日本薬剤師会・日本病院薬剤師会 中国四国支部学術大会において研究成果を発表いたしました。
演題名「植物乳酸菌Lactobacillus plantarum SN13Tの摂取によるマウスのアルコール中毒症状の改善―腸内細菌叢との関連性―」

The Journal of Biochemistry誌に、植物乳酸菌IJH-SONE68株の産生する菌体外多糖体の構造に関する研究論文が掲載されました。(PubMedリンク)

東京で開催された日本乳酸菌学会2018年度大会において研究成果を発表いたしました。
演題名「Weissella confusa K-28 isolated from Senna obtusifolia produces both ornithine and exopolysaccharide」
演題名「乳酸菌と生薬のコラボレーションによる新規医薬品の創生」
演題名「植物由来乳酸菌Lactobacillus reuteri BM53-1の産生する緑膿菌増殖阻害物質に関する研究」
演題名「Lactobacillus paracasei IJH-SONE68の産生する菌体外多糖体の炎症とアレルギーに対する機能性解析」

Biological and Pharmaceutical Bulletin誌に、植物乳酸菌SN35N株の産生する菌体外多糖体の構造に関する研究論文が掲載されました。(PubMedリンク)

金沢で開催された日本薬学会第138年会において研究成果を発表いたしました。
演題名「アルコールに対する植物乳酸菌SN13T株の保健機能性―アルコールによる肝機能傷害と腸内細菌叢の改善―」

Applied and Environmental Microbiology誌に、植物乳酸菌174A株の産生する二成分バクテリオシンの生合成制御系に関する研究論文が掲載されました。(PubMedリンク)

徳島で開催された第56回日本薬学会・日本薬剤師会・日本病院薬剤師会 中国四国支部学術大会において研究成果を発表いたしました。
演題名「肝機能傷害を改善する植物乳酸菌SN13T株の機能解析—アルコール中毒症状と腸内細 菌叢の改善—」
演題名「植物乳酸菌Lactobacillus reuteri BM53-1の産生するバイオフィルム形成阻害物質の作用機構」
演題名「Quorum sensing機構を阻害する物質のスクリーニングシステムの構築とその応用―」

福岡で開催された日本乳酸菌学会2017年度大会において研究成果を発表いたしました。
演題名「果実より新しく分離した植物由来乳酸菌Lactobacillus paracaseiの特性」
演題名「病原細菌の毒素産生能を阻害するLactobacillus reuteri BM53-1由来物質の特性」
演題名「飲酒に及ぼす植物乳酸菌の保健機能性」
演題名「Isolation and characterization of the lactic acid bacteria from natural sources to screen high ornithine-producing strains」
演題名「Pediococcus pentosaceus LP28のゲノム配列特異性と菌体外多糖の特徴,」

Biological and Pharmaceutical Bulletin誌に、好熱性植物乳酸菌分離株の産生する菌体外多糖体の構造に関する研究論文が掲載されました。(PubMedリンク)

Protein Science誌に、植物乳酸菌Lactobacillus plantarumの硫化水素生合成に関与するシスタチオニン-β-シンターゼの構造解析に関する研究論文が掲載されました。(PubMedリンク)

台湾で開催された5th AFSLAB International Symposiumにおいて研究成果を発表いたしました。
演題名「Biosurfactant derived from Lactobacillus reuteri BM53-1 inhibits production of TSST-1 by Staphylococcus aureus at the transcriptional level」
演題名「Mechanism for expression of the bacteriocin 174A biosynthetic gene cluster harbored in a plant-derived Lactobacillus brevis

岡山で開催された第55回日本薬学会・日本薬剤師会・日本病院薬剤師会 中国四国支部学術大会において研究成果を発表いたしました。
演題名「植物乳酸菌Lactobacillus reuteri BM53-1による齲蝕原性細菌のバイオフィルム形成阻害の機構解明」

東京で開催された日本乳酸菌学会2016年度大会において研究成果を発表いたしました。
演題名「齲蝕原性細菌のバイオフィルム形成を阻害する植物乳酸菌の作用機構とその活性物質の解明」
演題名「植物乳酸菌Pediococcus pentosaceus LP28の抗肥満作用」

広島大学霞キャンパスに「未病・予防医学共同研究講座」が設置されました。